肥満の原因にはいくつもあって、骨盤のトラブルから来ていることもあります。

もし、食事制限をやってみた、エクササイズも欠かさず続けている……なのにぜい肉が落ちない。そういう人は一度、骨盤を疑ってみてもいいでしょう。

人はだれでも多少の骨盤のずれやゆがみを抱えています。

というのは、足を組む、カバンを手に握る、乗り物でつり革にぶら下がる。そんなことからでも、体の重心がずれ、骨盤もひずんでくるのです。

また、女性の場合、出産があります。終われば骨盤は通常なら閉じますが、なかには開いたままの人もいるのです。

骨盤は上半身と下半身を連結する位置にあり、体中の骨格や筋肉に影響を及ぼしています。また、内部には内臓を抱え込んでいます。

この骨盤のずれやゆがみが大きくなると、体全体のゆがみの元となります。腰痛、肩こり、生理痛などが起きるのです。また、体重のかかり方もバランスが崩れるので、負担の大きいところに筋肉がつき、反対側には脂肪がつく、といったことでO脚やX脚を引き起こします。

また、内臓を圧迫するので、血液などの流れを妨げ、冷えや便秘を引き起こします。冷えと便秘は脂肪が体につく前段階の症状です。

ですから、逆に骨盤を正しい位置に保つことができれば、それだけで肥満は解消し、肩こりなどの全身の症状も解消する可能性があります。

骨盤ダイエットの手法としては、ストレッチや体操、ヨガなどがあります。が、効果も期待でき、最も手軽なのは、骨盤ベルトでしょう。

また、骨盤まくら、というものもあります。まくらといっても頭の下ではなく、寝た姿勢のまま腰の下に入れます。